2021年度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は、件数が5,980件(前年度比16.5%減)、負債総額が1兆1,679億7,400万円(同3.3%減)だった。件数は、2年連続で前年度を下回った。コロナ関連の金融支援策に支えられ、1964年度(4,931件)以来、57年ぶりの低水準にとどまった。負債総額は、4年連続で前年度を下回り、1973年度(9,055億7,000万円)に次ぐ、48年ぶりの低水準だった。2021年度の最大の倒産はホテル経営の(株)東京商事(東京、特別清算)の負債1,004億8,300万円。負債1,000億円超の大型倒産は3年ぶり。負債50億円以上100億円未満は23件(前年度12件)で、中堅規模の倒産が増加した。